アナタの引き出し、整理されてる?

mako@zc31

2016年04月18日 17:13

こんにちは(・∀・)

先日、とあるブログで「引き出し」について少しコメントしたんですが
これについて色々と思うところがありまして・・・・



よく言いますよね。

「あの人は引き出しが多いからどんな場面にも対応できる」
  とか
「ボクにはこういう時に釣果を絞り出せる引き出しがない(泣)」
  とか・・・・

この「引き出し」という表現、
具体的に言えば、場面場面に対応するためのメソッド、
持っている方法論ってことですよね。

一口に方法論っていっても、その意味する所は広義で、
投入するルアーやその動かし方、カラーの選択、さらにはセッティングのKnowHowや
はてはロッドの使い方や魚のスイッチの入れ方・・・と多岐に渡ります。

私も管釣り初めて間もなく3年。(長いようで短い!w)

釣行回数はさほど多くはありませんが、
こういった引き出しも、蝸牛の歩みの如く
蓄積されてきた感慨はあります。

ですがせっかくの引き出しも、有効活用出来なければ
宝の持ち腐れとなってしまうことが
先日のフレッシャーズの参戦で浮き彫りになりました。

何ていうのかな、引き出しはズラッと並んでるけど
目的のものがどこに入っているか分からない状態。

日々の釣りでのトライ&エラーの経験から有効な方法論、成功経験などを得る度に、
頭の中の引き出しが1つ、また1つと増えていく。

ですがそれらの引き出しには何も書かれていないんですね。

ただ見渡す限りに、見た目が同じ引き出しが並んでるだけ。

無秩序に。

肝心なときに中身を取り出すのがエライ難儀するわけです。

今、この状況を打開する術がどこかにあるはずなのに見つからない。

開けては試し、違ったら次の引き出し・・・

こんな効率悪いことやってちゃ大会では勝てるわけがないw

欲しい時に欲しい情報を迷わず取り出せる。
状況判断が早いとは言い換えればそういうことなのでしょう。

ではどうすれば迷わないか?

・・・引き出しをイメージしちゃうと分かりにくいな。

パソコンのフォルダの様な階層構造で考えるといいかもしれません。


例えば頭の中の第一階層(WindowsでいうとCドライブ直下ですね。)
に”ルアー選択”、”カラーセレクト”、”セッティング”、”Tips"みたいに親フォルダを作ってあるとします。

そこから”カラーセレクト”を開くと中に”放直”、”中活性”、”低活性”って入ってて
それぞれの中に”クリア”、”ステイン”、”マッディ”、
さらにそれぞれの中に、”ピーカン”、”曇り・雨”・・・・
みたいに系統立てて整理されてる状態。

これが明確に頭の中に構築されていれば、あとは状況に合わせて
階層を降りていけばその状況で使うべきカラーにたどり着ける・・・

”ルアー選択”フォルダだったら
中には”放直”、”セカンド”、”中活性”・・・とかなってて
”セカンド”→”クランク”と開くと”グラホ(早め)、クラピーetc”みたいな感じ。
また、同じグラホでも”グラホ(スロー&シェイク)”は”低活性”フォルダに入ってるとかね。

もちろんこれは簡単な一例ですし、これだけで膨大な釣り場の状況を
全て網羅できるとも思いませんが、
こういった基本線、いわば自分の釣りの体幹を構築しておけば
その場その場で迷いを生むことは少ないのかな、と思います。

言わば、釣りのデータベース構築
自分が頼るべきセオリーですね。

自分の釣りを確立してる・・・・とよく言いますが
それはどんなときもこういうデータベースを基準にして釣りを組み立てられる、
言い換えればブレない釣りが出来るってことなのかも。

逆に、これが出来ていない内はまだまだ初心者レベルなのかもねw

ええ、私のことだよ分かってるよそんなこと(泣)


この自分の釣りの基本が背骨として存在して初めて
釣り場での多様な状況やその変化にも応用的に対応出来るんじゃないでしょうか。

その背骨がない私は自分では釣り場の状況に対応しているつもりでも
その実、ただ状況に翻弄されて右往左往しているだけなのかもしれません。

さて、今回遅まきながらそういうことに気がつき、
このような"KnowHowの整理"をしていくと、副産物として自分の弱点とかも浮き彫りになってきました。

私の場合は特に”カラーセレクト”が雑なようですw

もちろん、普段何も考えないで釣りしてる訳ではないのですが・・・・(汗)


思い返せば、釣りをしていて何かしらの正解にたどり着いた時、
今まではその時のシチュエーション分析をただ漠然
”晴れの日、ステインで有効だった”ぐらいの大雑把な認識で済ませていたことが多々あった気がします。

もう少し状況を細かく、明確に分析して
頭のなかのデータベースの然るべきフォルダに格納する。

この作業を疎かにしては折角の成功経験を半分ドブに捨てているようなものです。


つまり経験値にインデックスを付けて、いつでも即座に開覧可能な状態にしておく。

具体的には「正解見つけたwww」で済ませないで
「なぜそれが正解だったか?」可能な限り詳細に分析することですね。

「このカラーが今この状況で反応いいのは何故か?」

「さっきまでのショートバイトが何故このセッティングにしたら取れるようになったか?」

連発して喜んでる暇があったら、冷静且つ客観的に考える。

そしてタダでさえ少ない成功経験
100%無駄にしないで有効活用するその意識が上達への近道かと思う今日この頃なのでした。

まあ、皆さんは感覚的に当然やっていることなのでしょうがw



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