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さて本日のタックル。
事前の下調べでは南湖の南エリアを中心にミッド~ポストスポーンに移行しつつあるとのこと。
だがまだプリの魚も釣れているようなので、当然それを狙う釣りになります。
ボトム付近での反応が多いとの情報を鑑み、メインとなるスイムジグは重めの5/8オンス。
前回の釣行ではロッドの許容ウェイトを大きく超えるため使えなかったウェイトですが
今回は新戦力、ブラックレーベル772HXHがあります。
設定ウェイト3/8~5ozのこのロッドなら総重量35g程度のスイムジグなど楽々背負えますが、
どちらかと言うと操作系寄りの味付けのロッドなのでフロロでは強すぎてバイトを弾く心配が・・・
ここは多少感度を犠牲にしても、固めのナイロン15lbで少しマイルドにセッティングしてみました。
想定ではこれがメインタックル。
更に魚が浮いた時用に、巻き物ロッドのエクスプライド610M-Gには1/2オンスのスイムジグをセット。
横の動きに反応が鈍かったらデストロイヤーF5-62Xにセットした3/8ozフットボールジグを投入します。
更にスローな展開になったらベイトフィネスで5gヘビダン、
スピニング2本にはネコリグ0.9gと、ボトスト用にジグヘッド1.8gを用意。
シャロー展開になるようならジャークベイトやシャロークランクも出番があるか・・?
こんなプランで用意した6タックルをボートに積み込み、いざ出船です。
※
朝イチは西岸北エリアからスタート。
沖の4~5mラインをスイムジグで流しますが反応がありません。
後日知ったことですが、ここの所放水量が250tと多めなため
北湖の冷たい水が南湖北エリアのボトムに流れ込んでおり、
その影響で下のレンジでの食いが渋めなんだそうです。
魚がいるけど食いが渋いっていうなら他にやりようもあった気がしますが
放水量がボトムに与える影響などには考えも及ばす・・・・
その時は「この辺には魚がいないのだな・・・・」と思うだけでした(笑)
ホント、魚釣りって大局的に状況を把握しないとすぐに釣り方を見失うんだな・・・と改めて思いました。
その後、反応の無いボディウォーター周辺に見切りを付けてシャローに移動、
ジャークベイトやクランクでチェックしてみますがこちらもイマイチ。
ネストも見えず、スポーニングの気配がないですね・・・・
さらに東岸の浚渫エリアに移動し、ハンプの上~ブレイクを探りますがここでもバイトなし。
んんんん?何かヤバい雰囲気じゃない?
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この日、ゲス船長のプランで本命エリアがあったそうですが
そのエリアで釣れ始めるのは11時前後以降とのこと。
水温上昇にリンクしているのでしょうかね?
この時はまだ10時頃で少し時間が早いんですが、
どうやらそんなことも言ってられない状況のようです・・・
ここは船長の判断で、少しフライング気味ですが本命エリアへ移動です。
※
果たしてこの移動は正解だったらしく、到着早々にデカいバスがポンポンと上がり始めました。
私以外にwww
60㎝オーバー、10パウンダーに迫るヤツも船中で出てます。
こ、これは焦りますね(笑)
何しろ私、まだスイムジグで魚を釣ったことがない。
予習した所によると多くの場合、コツコツ・・と前アタリが出た後に本アタリが来るとのことです。
前アタリが出ても我慢して定速巻きを続けるのがキモ。
前アタリでのアワセは厳禁なんだってさ。
そういう釣りは管釣りっぽくて慣れてることは慣れてるけど、
やっぱ実際に経験してみないと不安なもの。
使用ラインが感度に劣るナイロンということもあり、
「もしや自分だけアタリを感知してないんじゃ・・・・」という疑念が頭を離れなくなった頃に・・・・・
唐突にウィードヒットとは明らかに違う、「コ・・・コン」という感触が手元に伝わる。
「あ、今の・・・?」
直後、「ヌーン」という重みがロッドに掛かり・・・
実際体験してみれば明確でした。
いわゆる雑巾バイトではありましたが、生命感のある雑巾。
事前にイメトレしていた、ハンドルをグリグリと巻きながらバットに乗せる
強めのスウィープフッキングもしっかり決まり、初スイムジグフィッシュをゲット。やったあ(笑)
・・・・ちょっと計測がサバ読んでますけど(笑)
正確には口閉じ尾開きで45㎝ってとこか。オスですね。
狙っていたプリメスではありませんが、ともあれ嬉しい1本目。
坊主のプレッシャーからも開放されたことだし、次は腹パンのメスが欲しい所!
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ですが後が続きません。
ゲス船長の本命エリアはベイトの反応も多く、バスの気配は濃厚ではあるんですが
どこにでもいるって感じではありません。
多分点在する残りウィードやカナダ藻の新芽に、ハードボトムにポツポツと着いている状況なのでしょう。
そこを上手く通せればヒットの公算が高い・・・・そんな釣りなのかな?
とは言えそれはとても狙って撃てるシロモノではなく、広範囲にキャストを繰り返して
そういうピンポイントをルアーが通る確率を高めるのが今の私に出来る最善の策。
そう心得て、辛抱強く巻いていると時折前アタリは出るのですが・・・
本アタリが来ません。
管釣りトラウトの経験を思い出し、カラーを落としてみたりレンジやスピードを微調整するも効果はなし。
その内次第に前アタリも遠のいて行く。
漂うジリ貧感(汗)
苦し紛れにライトリグなど入れてみますが、腕が伴わないのか無反応。
ここはやはりスイムジグで辛抱強く広範囲に・・・と思い直し
巻き物ゲームを再開した直後のことでした。
先ほどと同じ、「コン」という前アタリからの雑巾バイト。
一度経験してるので、確信を持ってフッキング。乗った(喜)
お?お?しかも結構でけえぞ。
ブラックレーベルHXHのバットパワーを持ってしても
浮かすのに少々苦労します。
が、フッキングの手応えは充分。
ロッドを立てて耐えながら浮いてきた魚体は先程よりも長さも太さも一回り上です。
自分では落ち着いてやり取りしていたつもりですが
周りのゲス船長やJさんからは相当危なっかしく見えたらしく、
「あーもっと巻いて巻いて!」
とか
「ああっジャンプさすなや!!!」
とか船中を大騒ぎさせつつも無事Jさんの構えるネットにイン(笑)
おおっ中々いいサイズでない?
取り敢えず手の平計測すると親指~小指のスパンで3つ弱。
私のスパンは21センチですから55㎝は行ってますよ!
琵琶湖の目標は飽くまで60アップではあるんですが
これも嬉しい初めての50アップ。
しかもお腹パンパンの妊婦さん♥
バス釣りの世界に足を踏み入れて1年、ようやく手に出来ました。
やっと胸を張って皆さんにお見せ出来ますね!
まずはそのお姿を写真でご覧ください!!!
・・・・・・・
えーこれには深い訳があってだな・・・・
※
私は釣ったバスのサイズ計測にDRESSの「爆釣メジャー」というアプリを使ってます。
最初のバスの写真はそれで計測してますね。
計測の手順は
1:専用のワッペンと魚を同時に撮影
2:撮影した画像上でアプリ上のスケールを操作して魚に合わせるとサイズが表示される
3:最後に保存ボタンをタップして写真を保存する
この3ステップ。簡単やね。
この時もまずは1の手順、撮影を完了。
この時点で魚をリリース。弱らせないため一刻も早くね。
で、お楽しみのサイズ計測♪
何センチかな、何センチかな?(ウキウキ)
・・・・・あ。
・・・・・・アプリ落ちた
嘘だと言ってよバーニィ(号泣)
※
突然アプリ画面が消え去り、何事もなかったかのように表示される
待ち受け画面のラオウ様。
バカヤロウ、オレの生涯、悔いだらけだわ!!!!
慌ててアプリを再起動しますが、保存ボタン押す前に落ちたんだから
当然の様に写真データは消滅。
なんなの?ねえ、なんなのさ?
私、前世でよっぽどの極悪人だったんでしょうか?
もはやカルマとしか思えないこの間の悪さ。
初50アップは一生に一度なんだよ?
オイ、「爆釣メジャー」!
地元の野池で子バス釣って「ウェーイwww」とか言って
計測してる時は何ともなかったくせに
この記念すべき1枚に限ってなぜ仕事を放棄する?
お前なんか削除だ削除!二度と使うかこのボケナス。
あーあ・・・・・
※
ま、不幸中の幸いで同船者が2名いましたので
今回はこの2人が目撃者&証人の参考記録ということで(笑)
師匠、Jさん、ちゃんと55cmはあったよね?ね?ね?(泣)
※
Jさんに「ま、まあもう一本釣ればモーマンタイwww」と慰められますが
あまりのショックに弱々しい笑顔で応じるのが精一杯。
いつもの私なら「イヒヒヒ、ネタ出来たwww」と喜ぶところですが
流石にこれは喜べねえ(笑)
ですがこのまま落ち込んでたらまたしても”ボートで2本以上釣れないジンクス”にやられてしまいます。
ここは心を奮い立たせて、次なる1本を狙いに行きました。
※
そんな私を哀れんだのか、琵琶湖の女神様がちょっとだけ微笑んでくれました。
スイムジグでの反応が遠のいたので、
目先を変える意味でフットボールを投入してみた数投目。
やることは基本同じ。
遠投してズル引きつつ、ウィードやハードボトムを探す。
見つけたらポンポンと跳ね上げてステイ。
来た。
「コココッ」と小さなバイト。
落ち着いて魚の重みを感じながらロッドを前に倒してラインを巻き取る。
そして充分なフッキングしろを確保したら・・・
リールを胸に引き付ける様に・・・・
オルァ!(゚Д゚)√ミ
ズシッと来たあ!乗ったぜwwww
いやーこの瞬間が堪らんのよね(笑)
巻きの釣りも楽しいんですが、やっぱ私はこういうのが好きですね!
バス釣りやってて最も脳汁がほとばしる瞬間です。
ランディングした時は太くて顔がデカイので余裕で50upか?と思われましたが
計ってみると惜しくもちょっと足りずの48㎝。
いやいや全然嬉しいっす。
流石は琵琶湖。
野池で釣れたら狂喜乱舞するサイズのバスがポンポンと釣れてくるのはホント、堪りませんねえ(笑)
スポーン期の南湖、クセになりそうですwww
※
さて、この後は残念ながら鳴かず飛ばず。Don't chirp,Don't fly
この頃から冷たい北西風が強くなり始め、
これが活性を下げたのか、はたまた時合を外れたのか分かりませんが
バスの反応は急速に低下です。
ライトリグではボトムが取れないし巻いても反応無しと
私の腕ではお手上げ状態となり、そのまま終了時刻となりました。
※
てなわけで、久し振りにまあまあ満足出来る釣行となりました。
まあ相変わらず釣らせてもらった魚ではあるんですがね。
ゲス船長のポイント選定、同行の皆さんが釣ってくれて得られた情報、
そんなものに乗っかっただけですから自慢できるモノではありません。
自分で考えて「釣れた」ではなく「釣った」になる日はいつになることやら(笑)
それにこうなると贅沢なもので、ライトリグで手も足も出なかったことを残念に思ったり。
スイムベイトでメス、ライトリグでオスと釣り分けてみたかったんですが
殆ど反応を出せずに終わってしまいました。
これはどうやら釣り方が間違ってたみたいですね。
この日の共通項目、
「残りウィードやカナダ藻の新芽、ハードボトムを見つけてそこで食わせる」
っていう事は理解していたんですが、ちょっとルアーを動かしすぎていたみたい。
後日調べてみると、この時期ライトリグで狙うのは産卵行動を終えたポストスポーンの魚。
ワームはあまり動かさず、ステイで食わせるのがポイントだったみたいです。
私、ウィードを見つけたら必死でシェイクしてましたが
逆に軽く誘ったら後は我慢のステイってのが食わせるキモだったようで(笑)
こういうとこ、経験不足ですね。
私だけライトリグで釣れなかったのは長いことジッとしてられない
せっかちな性分が災いしたってことやねえ。
後は、ボトムがノー感じになることも多々あり、
そこは見栄を張らずにウェイトアップもすべきでした(笑)
※
ま、そんな反省点も多かったんですが、
それはさておき皆さんで集まって浮かぶ湖上はホント楽しいものです。
同行の皆々様、有難うございました。
計測メジャーは早急に購入します(泣)
*********29/4/26 追記************
記事中の釣ったバスをリリースした記述に関して、
たまさんより「琵琶湖はリリース禁止なのでは?」
とのご指摘を頂戴しました。
バサーの端くれとして、又情報を発信する立場として
余りに思慮に欠ける行動であったと猛省しております。
今後はこのような事のなきようより慎重に行動し、
末永く皆がバスフィッシングを楽しむために
微力ながら力添え出来るよう、情報発信に努めて
行きたいと考えております。
当該記述で不快な思い等をされた方がいらっしゃいましたら、
深くお詫び致します。
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