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何度か話題に登ったMy sweet homeの新築。
間取りや仕様もほぼ固まりつつあり、いよいよ着工時期が近づいてまいりました+(0゚・∀・) + ワクテカ +
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ちなみに今回家を建てるのは某所の私の生家、その向かいにある300㎡程の土地。
そこには数十年前に亡くなった爺さん婆さんが住んでいた家屋と
先日亡くなった親父の税理士事務所が今も残っており、
新築に先立ってこれらを解体し更地にすることになりました。
解体業者さん曰く、「建物の中から必要なものは運び出しといてねー」とのこと。
ふーん、必要なものね・・・・
なんかよう分からんからオカンに相談してみる。
ワシ「なあ何か要るものあったら出しとけってよ」
オカン「んー特に無いけどねー・・・あ!仏壇の位牌とかは出しといた方がいいかね?」
ワシ「・・・・当たり前じゃねえか(怒)」
オカン「ですよねーwwwまあ他には特に無いからそのままぶっ壊しても構わんでえ」
ワシ「オッケーほんじゃあ業者さんには全部持ってけって言っとくわ」
ってことになった。
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で後日。ふと思い出す。
その土地の庭にな、
ふっるーい倉庫小屋が建ってたことを。
広さにして2~30㎡ぐらいかな。
子供の頃に入った記憶しかないけど、なにやら立派そうな箱に入った陶器やら
骨董品ぽいのがあった気がする。
当然その小屋も取り壊すんだけどさ、
あの陶器やら骨董品は捨てちまってもいいものなの?・・・・と不安になり、オカンに聞いてみる。
ワシ「なあ、あの庭の小屋の中身も処分しちまっていいわけ?」
オカン「・・・・あーあの小屋ね。先祖代々受け継いだものもあるからね。家宝とかもあるかもしれんな!www」
ワシ「・・・・・・オイコラ、なぜそれを先に言わん?(怒)」
※
数日後ジャージ、マスク、軍手で完全防備の俺様がいたwww
そらね、先祖代々とか家宝とか言われれば色気も出るわけですよ。
「お宝・・・・お宝・・・・」と呪文のように呟きながら小屋を徘徊する俺様。
この時点で早くも「お宝鑑定団」に出演する気満々www
ああ目に浮かぶようだ。
番組ラストのハイライト。
国宝級と思われる陶芸作品を手に固唾を呑んで鑑定額のカウントアップを見つめる私。
イチ、ジュー、ヒャク、セン、マン、ジュウマン、ヒャクマン・・・・
止まらない合成音声・・・・
オイこいつはすげえ値がつくぜ・・・・
すぐに売り捌いて豪遊だなこ楽しみだなバカヤロー、イヒヒヒヒwww
ハイ、ここまで妄想
まあそんな上手く行かねえよな世の中は
残念ながら発掘は空振り。
古い炬燵やら炊飯器やら書類やらそんなガラクタばっかりでしたよ(笑)
まあ、お宝なんてものはそう簡単には出てきませんわな。
それでも古い有田焼の未使用和食器がゴッソリ出てきたりして、
食器とか好きな奥さんは目が爛々としてましたがね(笑)
ワタシ的には残念な感じ。
ハイテンションで陶器を物色する奥さんを尻目に、
消化試合の様相でガラクタを手にとっては放り投げ・・・・を繰り返す。
すると奥の方にあった箱の中から、物々しく新聞紙に包まれたビール瓶ぐらいの物体が数本出てきたではないか。
振ってみるとチャプチャプ音がして液体っぽいぞ。
!これ酒じゃね?(・∀・)
おいおいどうするよ?ロマネ・コンティとか出てきたら・・・・
飲む?それとも売り捌いて豪遊?www
奥さんも物色してた陶器をほっぽり出して
「オイ何してんだ早く新聞紙剥がせよ鈍くせえなあ」と急かします。
ちょ待てよ、くっついてんだよこの新聞紙・・・
最初はブランデーかと思った。思うよね?この色。
でもよく見ると違うっぽい。
ラベルにCHATEAU(シャトー)何たらとか
Bordeaux(ボルドー)云々とか書かれてる。
・・・・これ、白ワインや。
いや違う、茶ワインwwww
なんすかこの麦茶みてえな色は・・・・・
年代的には25年前のワイン。
そこまで古いわけでもないんだが、ワインてこんなに変質するもの?
でよく見てみると・・・・
ラベルのLA PASSONNEってのがシャトー(醸造所・生産者)だね。聞いたことねえや。
注目すべきはシャトー名の下のアペラシオン。
よくAppellation ◯◯◯◯ controlee
とか書かれてるやつね。いわゆるAOCっていうやつです。
この◯◯◯◯の部分がそのワインが出来た地方だったり地域(村)だったり特定の畑だったりするわけさ。
すごく大雑把に言うと、ここが地方→村→畑って具合に細かくなればなるほど高級なワインになるんですね。
で、このワインには"LOUPIAC"って書かれてる。
これはフランスボルドー地方の村なんだけどね。
調べてみたら貴腐ワインの世界3大産地として有名なソーテルヌ地区に隣接した村で、
ソーテルヌの貴腐ほど高価じゃないけど、高品質な貴腐ワインを作るAOCなんだってさ。
貴腐ワインならこの麺つゆみてえな色も納得ですな(笑)
ちなみに貴腐ワインというのは、表面に特定の菌が付着して
その働きで干しブドウみたいになったブドウで作る極甘口ワインのこと。
甘口ってだけで敬遠する人も多いですが、高級ハチミツみたいな香りと
濃い旨味をもっていて、これはこれですごく美味いんですよ。
ロックフォールなんかのブルーチーズやフォワグラとの相性は抜群だし、
甘い味付けの和食なんかとも行けちゃったりします。
その貴腐ワインの25年物・・・・(ゴクリ)
これはワタシ的に今回唯一の掘り出し物になるかも!
だが一方で一抹の不安も・・・・・
なんせ25年間、温度管理もしない小屋で
夏の酷暑と冬の極寒をくぐり抜けてきたワイン。
新聞紙で密封されてたから紫外線には当たっていないのが救いですが
果たして賞味に値するシロモノなのか・・・・?
っていうか、そもそも飲んでも大丈夫なのか?よもや毒じゃねえよな?www
とりあえずクリスマスあたりに開けて飲んでみるつもりではありますが、
万一このブログの更新が途絶えたらつまりそういうことですからwwww
骨だけは拾いに来てくれ誰かwwww
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