2018/5/12 琵琶湖南湖:画竜点睛を欠いた男

mako@zc31

2018年05月16日 18:25

こんにちは(´Д`)

GWの2連続釣行の翌週、5/12(土)

特に釣行予定もなくて奥矢作チャレンジか養老オカッパリでもいくかのう・・・とか思ってたんだけど。
ある日、otamaさんから緊急の召集状が・・・・(笑)

なんでも琵琶湖に同行するはずだった一人が急な仕事でキャンセルとなり、
急ぎで代役募集中とのこと。

いや、そんなん行くに決まってるでしょ!www

GWは自分なりにいい釣りができて、その感覚を忘れないうちにもう一度浮かびたいと
思っていた矢先ですからね。

状況がそんなに変わってなければ前回の復習が存分に出来るはず!と
まったく同じタックルを用意して琵琶湖に向かった。



まあ状況は激変していたわけだが(笑)

考えてみりゃ、一晩でガラリと変化することも珍しくない琵琶湖で
1週間近くも経ってりゃ、同じ状況をキープしてる事のほうが珍しいわな。

寒気による大幅な水温低下、更に大雨による放水量アップ・それに伴う
北湖からの冷水流入。東岸は代掻き真っ最中で流入河川は見事なカフェオレ色・・・

これでもかというぐらい状況は変わっておりました。

いきなり言い訳から入ってる時点で大体分かるな?釣果はwww

この日の出船は志那のフロントラインさん。

同行のotamaさん、ゲス師匠と志那漁港に集合してのスタートです。

朝イチはいつもの堅田エリアからチェック開始。

この辺りはまだスポーン絡みの釣りになる状況と思われるので、スイムジグを巻いていきます。

そしてこの日、早々にロッドを曲げたのはゲス師匠。

ちょっとプリメスなのか微妙な感じの魚でしたが、幸先の良い50UPでした。

続いて私にもバイトが。

ちょっと春のスイムジグらしからぬ「ゴン」という激しいバイト。

小気味いいバイトだったのはいいんですが・・・

ハンドルが滑った(泣)

ここで慌てずにハンドルを持ち直して巻き合わせすればいいものを、
焦った私はロッドで強引に合わせにいってしまう。

なんとか魚の重みがロッドに乗るも、慌ててハンドルを巻き始める頃には
すでにテンションは抜けておりました・・・・

明らかにフッキングパワーが足りてませんでしたね。完全に自分のミス。

まあ完全に30cmクラスのバイトと重みだったんだけどね。
だからといってバラしていいわけじゃない。

いきなり暗雲立ち込める朝イチバラシです。

内心、ちょっと「ヤバイ」と思ってました(笑)

そしてこの後は・・・正直厳しかったですねえ(笑)

浚渫~浜大津と周って行ったんですが
晴天無風に近かった午前中は殆どノーバイト。

昼ごろを境に風が吹き始めるも、活性が上がる感触もなく・・・

私とotamaさんはヘコリグ、ヘビダン、ネコリグなどの底物をメインに頑張りましたがほぼ無反応。

一方ゲス師匠はスイムジグやヘビダンで単発ながら一人釣果を出してました。
共通してるのは底ベタの釣りではないってことです。

底物やライトリグが上手いotamaさんがかなり丁寧に攻めても何の反応もなかったからね・・・
これはもうボトムの展開ではないということなのかもしれませんね。

そこで私は中層の釣りも交えていったところ、ネコリグの中層スイミングにようやくのバイトが!

スイミングってうかミドストっぽい感じだな。
スラック叩きながら水中でピョコピョコさせるイメージの泳ぎ。

ジグヘッドミドストのロールアクションには全く反応なかったんですが、
動きを変えてみたらすぐにバイトが出ました。

ま、これもバレたんだけどな(笑)

バレた直後、嘲笑うかのように魚がジャンプ一発。
30cm前後の小バスでしたが、「バーカバーカwwww」って言ってるように思えました。

これで2バイト2バラシ。

しかもバイトは単発で後が続かん。
ネコのスイミングが正解なのかただの事故なのか、サッパリ分からない笑)

マジでヤバくなってきましたwww

この辺りの時間帯はゲス師匠が永眠寝落ちしたこともあり、浜大津でかなり粘ってしまいました。

午後から風が強くなり始めたので風裏になるこのエリアで何とか・・・という気持ちもありましたがね。
流石にここまで反応ないとそんなことも言ってられなくなってきました(笑)

ほどなく、ゲス師匠が蘇ったのを機に一気に沖の展開に活路を見出します。

やってきたのは南湖の中程、東岸寄りにある某ウィードエリア。

風は強めですがウネリは少なく、カナダ藻の新芽がそこかしこに生えています。
水色は程よい濁りに、水質も比較的良好

釣れる気配がムンムンです(笑)

まずはヘコリグで様子見。

・・・・んーダメだ。

釣れる釣れない以前に釣りが成立しない
シーアンカーを打って流していってるんですが、それでもボートが流されすぎて・・・

風上に撃つとノー感じのまますぐに足元までルアーがきちゃうし
風下だとあっという間にラインがルアーを引っ張っちゃう。

クラッチを頻繁に切ってラインを出しながらやればなんとかなるけど
周りに結構ボートいるしな・・・・

しかも釣れそうな雰囲気に反して反応もなし。

これはやはり底モノはないかな、今日は。

どうも280tの放水が悪さをしているような気が・・・

ボトムに流れこむ北湖の水は14℃ぐらいでしたからね。
冷たいボトムを嫌がって魚が少し浮いているのかもしれんね。

ベイトも結構入ってきてるし、ここは巻いてもいい場面でしょう。

さて、何を投げるか。
水の色、風の強さ、ウィードの量・・・・

ベイトがもう少し多ければアラバマの出番だけど
ここはまあスイムジグかね。

ボトムを少し切ったリトリーブをしていると、時々ウィードにヒットするいい感触。

もう釣れる気しかしません(笑)

そしてその予感を証明するかのような

50upがヒット。





ゲス師匠に

俺様?安定のノーバイトよwww(こればっか)

おっかしいなあ、同じ様にやってるつもりなんだけどね(笑)

まあ顔と言動に似合わず意外と釣りは細やかなゲス師匠のことやからね。
きっと巻きスピード、ウィードの当て方と抜け方・・・・何かが違うんだろう。

何が違うのかは分からんがとにかく私にはスイムジグのバイトは出ない。

地元の釣り上手ロコアングラーさんに教わった奥の手、ボトムのウィード上っ面での
チャターベイトのミドスト(本人曰く「チャタスト」)を投入するも虚しく空振りに終わり、
いよいよボウズの気配が濃厚となってきた残り20分。

またしてもドラマが起こる。

ホント、持ってるわ。俺様という人間は。
今回の立役者はネコリグ。

っていっても大した根拠があったわけじゃないんだけどね。

・どうやら魚が浮き気味なのは間違いないけど、スイムジグも大当たりってほどバイトが出ているわけじゃない。
・横の泳ぎで攻めるにしてもスイミジグより強アピールのチャタストやotamaさんのクランクには反応がない。
・となると、もっと弱い横の釣りはどうなのか?周りにボートも多いし、プレッシャーを考えたらアリかも。

最初は前回味をしめたジグヘッドのミドストを投入しようかと思ったんだけどね、
昼頃小バスながらヒットさせることが出来たネコリグのスイミングを試してみようと思いつく。

ボトムのウィードトップ30~50cm上を泳がせたいからシンカーは1.8gぐらいか?

リズムはジグヘッドのミドストよりもゆったり目。
ワームが上下に動きすぎず、背中だけをピョコピョコさせるイメージでラインスラックを揺らす。

答えは思いのほか早かった。

波打つラインスラックが不意に伸び切る。

!食ったんじゃね?これ。

リールを巻きながらゾディアス68Lをしっかりバットまで曲げる。
ウィードなんだか魚なんだかよくわからん重量感だが・・・・・感じたわずかな生命感。魚や!!!

重い。デカイかも。

ゾディアスもそんなにやわいロッドじゃないはずなんだけど
全然浮いてこない。

同じタックルで釣った前回の50cmジャストはもっと簡単に浮いてきたが・・・・
どんどん足下に突っ込んで止められない。

ヤバイ、船底から反対方向に回っちゃう・・・

何とかエンジンの後ろからロッドを回して右舷から左舷に移動することが出来た。、
後はロッドを水中に突っ込みつつ、バットのトルクを掛け続けて少しずつバスを浮かせる。

一瞬水面でバスが顔を振った。

カオガデカイヨ((((;゚Д゚))))

慌てて魚を押さえ込み、再度の突っ込みに必死で耐える。

ゲス師匠がアドバイスをくれる。otamaさんもネットを手に「落ち着いて!」と励ましてくれる。

大丈夫。ラインは6ポンドだしバスの残り体力は多くない。ほら、浮いてきた。
ついに水面近くで観念するバス。後はネットに誘導するだけ。

この瞬間、ボート内の心は1つになった!


突然だけどさ、みんな格闘ゲームってやったことある?(・∀・)

ストⅡとかヴァーチャファイターとかさ。

あれで格上の相手と対戦しててさ、普段は敵わない相手なのにその時は神がかりな集中力が降りてきて
相手をあと一歩まで追い詰めることが出来た場面を想像してくれ。

相手の体力ゲージは残り1ミリ。

落ち着いて相手の攻撃を捌くか、フェイントで隙を作るかして
しゃがみ弱パンチ一発入れればケリが付く場面。

どうしても勝てなかったアイツに今日こそ勝てるかも・・・・!

だが、その緊張感に耐えられなかった哀れなプレイヤーがそこにはいた。

ここまであれほど冷静に試合を運んできたのと同一人物とは思えない、
ロクに状況も見極めないままの攻撃ボタン連打。まるで素人。

そんな攻撃が当たるほど熟練プレイヤーは甘くないのだよ。

冷静に全てガードされた挙げ句、容赦なく叩き込まれる逆転のコンボ
YOU LOSE


・・・・スイマセン、出直してきます。

ん?「いきなりゲームの話ワケワカンネ」ってか?

コレと同じことがその時湖上で起こったってことだよ!

言わせんな、恥ずかしい(逆ギレ)


・・・・ホントにね、あとちょっとだったのよ(´・ω・`)

バスは完全に浮ききってあとはネットに誘導するだけだったの。
ここまでは何とか落ち着いてやれたと思うのよ。

ただ「勝ったな(ニヤリ)」と思った瞬間、最後の抵抗でバスが少し沖側を向いたんだ。
これで緊張の糸が切れちまった。

こういうときね、一番やってはいけないのが、沖を向いたバスを強引にこっちに向かせるロッドワーク。

これをやってしまったんだな。

本来なら、バスの動きに逆らわないよう沖側へロッドを回して円を描くように
こちら向きに誘導するのが正しいやり方なんだけどね。

これを「後ひと揉みする」と言う。
もう魚に潜る余力がないのは明白なんだから、落ち着いて「後ひと揉み」すれば何の問題もなかった。

だが、緊張感に耐えられなかった哀れなアングラーがそこにはいたのだよwww

上向き斜め後方っていう魚が一番嫌がる引っ張り方をされればね。
グロッキーだったデカバスも最後の力を振り絞るわけよ。

結果

首振り一発。フックアウト

もう痛恨なんてもんじゃない。
その時の光景は今でも目に焼き付いている。

フックを外したはいいが体力を使い果たし、呆然と水面に浮いているデカバス。

それを何とか獲ろうと必死でネットを伸ばしてくれるotamaさん。

だがあと10cmが届かなかった。

やがて「やれやれ・・・」とばかりにゆっくりと潜っていく巨体。

一瞬、これ↓が頭をよぎったがな。まじで(笑)

大人なのでそれは自重(笑)

確かにドラマは起こったが、それは悲しい悲しいバッドエンドだったよ(泣)

だが待て。

前回だってこうやってバラした後、諦めずに投げ続けて逆転のドラマを呼び寄せたんだ。

ネコリグスイミングが正解ならまだチャンスはある!!!!( ゚д゚ )クワッ!!

後悔するのは家に帰ってからでいい。諦めるな、オレ。

( ゚д゚)ハッ!時間は?残り時間はあるのか?

私:「otamaさん、残り時間は?(゚Д゚≡゚Д゚)」

otamaさん:「終了でーすwww」

レ・ミゼラブル・・・・

ヒーローになりそこねたね。
ま、キャラじゃないからいいけどさ(笑)

結局3バイトのノーフィッシュ。

まあ全て自分のせい。

最初のスイムジグと2回目の小バスは合わせが甘かったし
最後のデカバスは焦って強引なやりとりをしたのが原因。

あとフックのチョイスも悪かった。
その日ゲス師匠が私のネコリグをみて「フックが小さいかも」ってアドバイスをくれてたのに
大きくするのを忘れてそのまま投げてたからね。

今思えばそれもバラシの一因だったかも。

食い渋りで手も足も出ないってんならあきらめも付くけど、
ちゃんとしてれば捕れてた魚を逃してのノーフィッシュは凹むわ。

最近、バス釣りが少し分かってきたような気がして慢心してたのかもしれんな。

そんな私に琵琶湖の女神様が「なめんじゃないよこの豚ヤロー」ナチスの扮装でムチを振るったんだろう。
そうか、女神様ちゃう。女王様だったんや!

もっとぶって下さいスイマセンでした。

まだまだ下手くそですな。修行します。謙虚に真剣に。楽しんで。

次は獲る( ゚д゚ )クワッ!!

ホント楽しいなあ、琵琶湖は。

あ、この時バラシたデカバスは私の中で59.5cmです。

決してロクマルではありません。

巨大な顔だったけど。

ロクマルではありません。

ありません・・・・・


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