2018/6/23 琵琶湖南湖:ガイドは偉大である。

mako@zc31

2018年06月27日 18:50

艇王2018 2nd RD @琵琶湖南湖 木村建太vs市村直之を観戦しながら執筆中です。
いつもヒジョーに見応えのあるabemaTVのライブ配信ですが、普段行くフィールドでの戦いは
面白さが段違いですな!

ちなみに仕事中

サボったしわ寄せは明日以降。coming soon

ま、なんとか・・・・・・ならんかもしれんがwww

翌日以降残業地獄に陥っても観る価値はあります(笑)

さて、表題の通り
6月23日(土)は南湖でヤマピーガイドにお世話になりました。

集合は朝4時。レンタルより早く出られるのが有り難いですが
朝は1時半起き(笑)

前夜は20時半に寝室を消灯しました。幼児かwww

そしてはりきって北山田マリーナに到着。

同行のotamaさん、n10cさんと合流し、
ガイドの山下さんにご挨拶するも。

開口一番「釣れてないっすよwww」

いきなりかよwww

火曜~水曜にかけての豪雨で-22cmから-12cmへ急上昇した水位を
250t放水で流している真っ最中。

流し始めこそ高反応だったようですが、北湖の冷水の流入に伴い
水温低下&クリアアップし始めて難しくなったようです。

梅雨時のローライトという垂涎&脱糞物のコンディションというのに
空気感もひんやりした感じで残念ながら今日もトップなど季節感のある釣りは出来ないようですな。

正直、自分だけでは路頭に迷いそうな状況ですが
そこはそこ、プロガイド。

その凄さを色んな意味で実感出来る一日となりました。


基本朝からシャロー中心の展開でした。

流れが当たりすぎるエリアを避ける意味合いでしょうかね?

2m程度のエビ藻エリアからのスタートで、天候は曇り&微風。

トップを投げたいところだがね。

湖流の影響かエビ藻は倒れ気味。
おまけに濁りが残った水質と水面のハレーションでほとんど目視できません。

トップにせよジャークベイトにせよ、食わせどころとなるエビ藻パッチが見えないと辛いですな。

まあどっちにしてもこの肌寒いコンディションじゃ、トップはないわな。

ただ、時折ボイルがあるし上を見てるバスは一定数いるかもしれんという期待はある。
ここは効率よくエビ藻に絡められるチャターを選択してスタートです。

この日はタックルや釣り方など、なるべくガイドさんのお作法に従って
お勉強をさせてもらおうと準備をしてきました。

チャターもいつものジャックハンマー&ドライブシャッドorヘッドシェイカーではなく、
スイングチャター&リバイバルシャッドの組み合わせ。

リバイバルシャッドは持ってなかったので当初はドライブスティックかデスアダーで代用するつもりでした。
・・・が、前日に思い直して会社近くのフィッシング遊で購入。

正直、ワーム類をこれ以上増やしたくなかったんですがね。
ガイドで使っている組み合わせの方が学べることは多いだろうという判断。

これが結果的には正解でした。

第一投を投げようとした私をヤマピーさんが制止します。

ヤマピー:「そのチャター新品ですか?」

ワシ:「?ほうじゃが・・・」

ヤマピー「ちょっと貸しなさい」

いきなりルアーを強奪されて、何事かと思いましたが
どうやらチャターのチューニングが必要な模様です。

ガイドさんのシークレットっぽいので詳細は明かせませんが、
リバイバルシャッドと組み合わせた時に最大限のパフォーマンスを発揮するチューニングらしいです。

◯◯◯を△△して、☆☆☆を☓☓して・・・

なるほどねえ・・・・

確かに、いい動きです!

これは釣れそう。

早速コイツをぶん投げ、水面下のエビ藻に絡めながらのリトリーブ。

数分後、ヤマピーからツッコミが入る。

「・・・・同じ所にばっかり投げないで下さい(# ゚Д゚)」

へ?

あ!ウルトレックス!

そう、ガイドボートはこのハイテクエレキが装備されてたんだった。

いやあ、いつも流す釣りばかりやってるからね。
ボートが一箇所にとどまるっていう概念がないwww

いや失敬失敬www
さっそく扇状にキャスト開始。

なんとその一投目。

「グン」とキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


見よこの半笑い顔www
55cmのグッドコンディションです(嬉)

ちなみにこの後、バスの持ち方に関して「親指が写ってる」「せっかくの綺麗なバスが台無し」と怒られましたwww

ヤマピーさんの写真へのこだわりは凄いです(笑)
私が普段撮ってるテキトー写真を見せたら卒倒しそうですなwww

この魚、巻き方の基本とか合わせとか技術的なことをレクチャーしてもらって(ダメ出しともいうwww)
それを実践出来た結果の釣果。

嬉しい一本でした。

何時になく幸先の良いスタートに気を良くするも、巻き展開での釣果はこれ一本。

表層近くまで食いに来る魚は少なかったのか、単に時合の問題なのかはわかりませんが、
この後は縦の動きに魚が反応してました。

6インチのシャッドテールを使ったリアクションぽい釣りなんですが、私の引き出しにはなかった釣り方。

自分で釣ることは出来ませんでしたがn10cさんが2スッポ抜けの後ついに仕留めてくれましたので
釣り方のキモなどはなんとなく分かりましたね。

こういう釣り方もあるんだ・・・・

いやあ朝から勉強になるわー(笑)

正直、エリア的に疑問を感じないでもありませんでした。
反応は決して多いとは言えないんですよね。

私なら諦めて移動してたと思います。「もっといいエリアがあるんじゃない?」って。

だがヤマピーは動こうとしない。

そして・・・・やはりその判断は正しいと思い知る。

その時は縦の動きが良さそう・・・て感じたのでデッカー8インチの7gフリーリグを投入しておりました。

相変わらず遠目のエビ藻は全く目視出来ないので、
遠投してしまうと、一番期待できるファーストフォールが活きてこない状況。

それよりは確実にエビ藻の際でファーストフォールを・・・・とたまたま近くに見えたパッチにピッチングでリグ投入。

期待のファーストフォールは空振りでしたが、エビ藻をほぐしてからのセカンドフォールでラインがゆっくりと走りました。

ちなみにその時おやつタイムwww
かじっていたアンパンをデッキに放り投げて巻き合わせ。

少しはイメトレの成果も出てきたかな?(笑)

確か45cmぐらい。
夏に先駆けてロングカーリーの巻き合わせのイメージが出来てきたのは収穫でした。

さてこの日は雨予報

当たって欲しくない予報ほど当たるもので(笑)

ほどなくポツポツときやがりましたので、
雨宿りでホテル井筒が混みあうのを避けるために早めの昼ご飯としました。

今日のメニュー「チーズハンバーグカレー」

ちなみに井筒のカレー、ウマイですが大盛りにすると絶対に後悔します。
午後の釣りで、前に屈めなくなるので注意な(笑)

快適な室内で美味しいカレーとコーヒーで人心地をつけていると雨はやや本降りになってきます。

「早めに避難して正解だったな」・・・・と思いきや。

小降りになったのを機に湖上へ再出撃してみると・・・

程なく・・・・

土砂降り(泣)

この日のためにNIKWAXで撥水メンテしてきたゴアテックスレインがあっという間にグジョンセン。

なかなかの修行具合でしたが、みんな黙々と頑張りました。

午後は私のリクエストもあって、チャンネルラインでマグナムクランクゲームからスタート。

自分でリクエストしといてなんですが、本降りの雨の中
2オンスクランクをフルキャスト&ゴリ巻きの繰り返しは老体には辛かったです(笑)

その内、キャスト時にスプールを抑える親指が滑ってのバックラが頻発し
パーミングする握力もなくなってきて・・・・

ヤマピーさんの「スイムジグでもいいかもよ?」っていう誘惑に負けてしまいました(笑)

魚探には結構ベイトボールの反応が出てましたからね。

16日頃に放水量が300tから60tに落ち、チャンネルの流入アユも姿を消したかと思ってましたが、
まだ残っていたのか、20日からの再度の放水アップでまた流入してきたのか・・・・

確かにスイムジグやミドストなどの弱波動なスイム系ルアーが効きそうな状況です。

そして何よりも巻くのが楽チン(笑)

スイミングマスター5/8+スイングインパクト4.8の組み合わせは
トータル1オンス強と決して軽くはないんですが、
それでもマグナムクランクに比べればキャストも巻きも天国のような快適さです(笑)

適宜スイムジグで休憩を取りながら、体力が回復したらマグナムクランク投入!っていうローテで
捕食系とリアクション系の釣りを交互にチェックする作戦にしました。

その2ローテ目だったかな?

教科書通り、ウィードトップを意識しながら巻いていたスイムジグに待望のヒット。

前アタリもなく、いきなり重くなる雑巾バイトでした。

課題の合わせはロッドの曲げ方が甘かったらしく、ヤマピーに怒られましたがね(笑)

ですが、しっかりと巻き合わせは出来ていたようで何とかフッキングには成功。
やはり何はなくとも巻き合わせ、大事ですね!
(50cmチョイだったかな?)

この後もマグナムクランクとスイムジグをしばらく巻きましたが反応はなし。

再びエビ藻エリアに戻ります。

まずは志那の3mを流しますが無反応で、あまり粘ることなく移動。
南下して朝イチのエリアへ・・・

ここではいきなりotamaさんにヒットが出たこともあり、
時間を掛けて攻めました。

デッカーのフリーリグ、ブルフラットのライテキなどの食わせ系の釣りには反応が薄く、
ヤマピーさん曰く「魚はいるっぽいけど口を使わない」らしいです。

この辺りの判断ね。

自分で釣りしてると魚がいないのか、いるけど食わないのかが
判断できなくて迷宮入りしていくのが定番のパターンですがね(笑)

ガイドさんが「魚はいる」と判断しているのなら安心して口を使うパターンを模索出来るんですよ。

さて、どうするか。

やはり一旦リアクションに振ってみるのがセオリーでしょうか。

となると10gぐらいのヘビダンあたりかな・・・
ネコリグを跳ねさせても面白そうだがスピニングタックル持ってきてないし・・・
風がそれなりに吹いてるから巻き物でもいいかもしれんな・・・

ひとしきり迷った末にスピナベをチョイス。

このスピナベってルアーね。
どうも使いこなせない。

出し所というか、ルアーの立ち位置がよく分からんのよ。

「風が吹いてるからスピナベ♪」って脳天気な思考で釣れるほど
昨今のバス様は甘くないしね。

いつも使用ルアーを決める時って、”食わせ系”・”リアクション系”・”縦系”・”横系”・”波動系”・”視覚系”
といった要素を頭のなかでマトリックスにして考えてるんだけど、
このスピナベってやつを、そのどこに置けばいいのかが未だに分からないんだな。

「フラッシングと波動で本能的に食わせる」(リアクション系)って言う人もいれば
「ベイトフィッシュの魚群をイミテートしている」(食わせ系)って話もあるよね。

っていうか「その両者って結局根っこは同じことなんじゃね?」とか考えるとますます分からなくなる。

他のルアーってもうちょっと定義しやすいんだけどね。

いやいや、そうやって単純にカテゴライズしようとすることがそもそも間違いなのかな。

スピナベってルアー一つとってもブレード形状やウェイトによって性格は様々なんだし
状況や使い方でリアクションにも食わせにも化けるルアーなのかもしれん。

だから正体が曖昧なのかな・・・・?


ああいかん、また理屈っぽく考えてる。悪い癖だ。

こうやってごちゃごちゃ難しく考え過ぎるとね。
シンプルに考えれば見えるはずの本質を見失うことが多々あるわけよ。

考えることはもちろん必要ではあるけど、必要以上に難しく考えると答えがぼやけてくる。

効率よく思考するって本当に難しいや(笑)

・・・といったことを考えながら釣りしてました(笑)
反応がないと、こういう思考のワンダーランドに陥りやすいね(笑)

まあどうやらスピナベは違うらしい。
っていうかよく理解してないルアーを信じられるほどイージーなコンディションじゃないよね。今は。

ただ状況的には巻き物の釣りって選択自体はそれほど答えから遠いわけでもない気がしたので
もう少し食わせ寄りなチャターを投げてみる。

時々エビ藻にヒットしていい感じ。
リーリングでスタックを抜きながら中層を早めのリトリーブ・・・・来た!


会心の50UP♪

巻き合わせもしっかり出来たしロッドもちゃんと曲げられました。

っていうか、下手な合わせをやるとすかさずヤマピーさんからダメ出し食らうのでな(笑)

16時頃には鬱陶しかった雨もようやく上がりました。

ここで移動。

「ヘコリグやりたいっす」って私のリクエストで、まだウィードが薄い浜大津エリアのピンへ。

ここではヤマピーさんがヘコリグ本家の本領発揮。

怒涛の4連発は圧巻の一言でした。流石です。

ちなみにゲスト3名は沈黙でしたが(笑)
あれ?誰か釣ったかな?よく覚えてません(笑)

間近で何度もフッキングを見せてもらいましたが、
これは本当に良い勉強になりましたね。

ネット動画でも観ることは出来るし実際何度も観て理解していたつもりだったんですが、
現場で見るのは全然違いました。

呼吸というか、フッキングパワーの乗せ具合というか・・・・そういった勘どころは
動画で観ていても理解出来るものじゃないと痛感です。

欲を言えば、それをその場で実践出来れば言うことなかったんですがね。

いつの間にかシンカーが消失してるのに気付かず、何度投げてもバックラッシュとか
醜態を演じてたら釣れるものも釣れませんなwww

最後にいいものを見せてもらってタイムアップ。充実した一日が終了しました。

結果として4バイトで50UP3本含む4フィッシュと私にしては悪くない釣果でしたが、
状況は難しかったと思います。

自分で釣りしてたらノーバイトすら食らいかねないタフコン。

こんな状況下でもゲストに魚を釣らせるプロガイドはやっぱりすごいね(笑)

例えば朝イチのエビ藻エリア。

確かにポツポツ反応はありましたが、私ならあそこまで粘らずに移動してしまっていたと思います。

そして確実に迷走してましたね(笑)

反応が乏しいエリアでも、状況を見て粘るのがベターだとする判断
「今日はウロウロしてもドツボにハマるだけっすwww」と仰ってましたが
よほどの経験に裏打ちされた自信がなければそういう判断は出来ないかと。

やはり「もっと反応いい場所があるかも?」と移動したくなるのが釣り人の性ってやつだしね(笑)

だからって何でもかんでも粘るわけでもなく、見切るときはひと流しであっさり移動。

こういう判断は地味に凄みを感じました。

あと何年釣りしたらそういうレベルに行けるんだろ?(笑)

それからウルトレックスはやっぱりすげえ。

何気に初めて搭載ボートに乗りましたが、実際作動しているところを目の前にすると
言葉を失いますね。

誰もいなくてもペダルが勝手に動いてポジションを修正している様は
驚きを通り越して薄気味悪さすら感じるレベル(笑)

その威力は凄まじく、結構な風が吹く中でもボートが一定の向きと位置を
ピタリと維持し続ける様は、もう感動すら覚えました。

これって今は大型ボート専用ですが、あと何年かしたら50ポンド前後の小型エレキにも
その技術がフィードバックされたりしないんですかね?

現段階ではワイヤーの耐久性の低さによる維持費の高さなどといった解決すべき問題を抱えているようですが
そういったことが徐々にこなれていって一般ユーザーでも維持できるレベルになった時、
遂に私もエレキを買うことを決意するかもしれません。

それほどまでに衝撃的でした。技術の進歩ってすげえや(笑)

つーか、釣りもしないであの雨と風の中でゲストが釣りしてるのを見守らなきゃいけないってのも
大変だよな、ガイドさんも。

お金を貰っているとはいえ・・・・

そういったハードウェア・ソフトウェア両面におけるアシストのお陰で
辛い雨風のなかでも楽しい釣りをすることが出来ました。

技術的な収穫も多かったし大満足な結果です。

次回の予定は7月14日。
きっと梅雨もあけていることでしょう。

跳ねモノ、ウィードの中の釣り、朝イチのトップ。

やりたい釣り・習得したい釣りが目白押し(笑)


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