2018/7/14 琵琶湖南湖:塞翁が馬

mako@zc31

2018年07月19日 15:47

こんにちは。

”人間万事塞翁が馬”

中国の故事に由来する格言で、
人生何が幸いするか分からないもの。
悪いことがあっても悲観的になってはいけないよ。

ってい意味でよく使われますね。

これ、逆の意味もあるんですよ?

人生何が災いするか・・・・





釣行前に心配された琵琶湖の大増水。

これにより出艇予定だったレークマリーナは木の浜水路の水門閉鎖に伴い
臨時休業に入り、当日の出艇が危ぶまれる状況でした。

おいやめてくれよ、たまにしか行けない釣りがキャンセルになるのは辛いんだよ。

もう数日前から琵琶湖の水位とにらめっこです。
「下がれー下がれー」と念を送りながら。

その効果があったのか、石油のシュポシュポで超人的排水をした人がいたのか、
直前に水位低下のペースが上がり、当日の早朝に水門が開くとの連絡が入りました!

よっしゃあ釣りに行けるぜ!

これも俺様の日頃の行いのおかげだなwww

ウキウキで準備する前夜。

この水門復旧が災いの元凶であるとはつゆ知らず・・・・


当日は3連休の初日ということもあり、マリーナは大盛況。
同行のotamaさん、ゲス師匠とも合流し準備を進めます。

そして水門も無事に開門。開きましたね、Gates of Babylonが! 

さあみんな始まるよ!

地獄がwwwww

あのな。

釣れないだけならいいんだ。

慣れてるよ。悲しいことになwww

そして暑いのも夏だから仕方ない。

ウェア・装備共に、それなりの備えはしてきている。耐えられる。

だがそれらが重なるのは・・・・・辛い!

まあ準備段階からコンディションは良くはないだろうな・・・・と覚悟はしてたよ。
良くないっていうか、難しいだろうな・・・と。

6日間続く全開放流で急低下し続ける水位と、連日の酷暑で急上昇する水温・水質悪化
その水温を下げ、水を入れ替えてくれるはずの北湖の水が謎の高アルカリ化・・・といった複合要素。

お世辞にも喜ばしい状況とは思えません。

ですが、いくら状況が悪くても広い南湖の全てが悪くなることは考えづらく、
そして悪いからこそどこかに魚の集まるパラダイスシティがあるはず!

結果として我々にはそれが見つけられませんでした。

っていうか、大多数のボートが見つけられなかったんじゃないかな?

後日の情報収集によると、やはりこの日はスポット・釣り方ともにストライクゾーンが狭かったようで、
良い釣果を出していたのは一部のプロガイドなど、一握りの優良種たるジオン国民だけでした。

(↓ジオン国民の一例)


残りはあえて言えばカスである。
(↓カスの最たる人)

私もね。朝から持ち込みタックルの範囲で思いつく限りの手立てを尽くしましたよ。

表層からボトム、巻きの釣り縦の釣り、早い釣り遅い釣り・・・

見事にバイトなし

同船の2名はバイト出てましたがね。

ゲス師匠はキャストしたサカマタシャッドを放置して”ポケモンGo!”にうつつを抜かしていて
貴重なビッグバイトをスッポぬけさせるという失態(笑)

もしミスをしたのが私ならこの男、鬼の首を取ったような勢いで一生ネタにしていたことでしょうwww

渋い時に強いotamaさんもバイトは出していますが食いが浅いのかミスが多くて中々キャッチに至りません。

この2人でも苦労してるんだから私などにどうこう出来るわけがありません。

そして朝からピーカン無風のコンディションが残り少ないモチベーションを
シェラスコのように少しづつ、着実に削いでいきます。

いやマジで暑かった。

エレキで小移動する際の僅かな風ですら心地よく感じるほど。
エンジン移動の際などは笑いがこみあげるぐらい心地よかったですね(笑)

でもその分ボートが止まると襲ってくる蒸し暑さよ。
もうガス欠まで走り続けることを要求するwww

こんな時はね。
やはり最重要は水分&塩分補給。

油断すると死ぬ。マジで。

私は人より水分消費が少ないらしく、去年の夏は2リットルで十分足りておりましたが
今回の暑さの中では全然足りませんでした。
やはり余裕を持って4リットルはあったほうがいいでしょう。

しかも500mlを4本持ち込んだつもりが、1本車に忘れて3本しかないことに湖上で気付くという失態www

これね、洒落にならないから。
下手をすると文字通り死活問題になるからね(笑)

まあ今回は同船者がいたから最悪分けてもらうって最終手段もあったけど、
水分は誰にとっても貴重だからね。出来ればそれは避けたいところ。

で、少しセーブ気味に飲んではいたんだけど15時半には水分が底をつきかけ、
残りの1時間強はなかなか辛かったです(笑)

もう背に腹は代えられないので、限界がきたら申し訳ないがotamaさんかゲス師匠に水分を少し分けてもらおう・・・
そう思いながら釣りを続けていたところ、ゲス師匠に緊急事態が発生!

「ウ◯コ漏れそう・・・・」

通常なら「あと一時間ぐらい我慢せえwww」と笑い飛ばすところですが、
見れば師匠の表情が何時になく真剣です。

あかん、これはマジなやつやwww

まあ漏れそうなときの辛さはよく分かる(笑)
ことここに至っては仕方あるまいwww

ガンネルにぶら下がって排便させるって手も考えましたが・・・・
引き上げるのも大変そうだし(笑)

近くの漁港に緊急避難的に入港です。

おお、だったら上陸したついでに飲み物を買ってきてもらえるじゃんか!

これは思わぬボーナスポイント。マジで助かるぜ。
他人の便意に本気で感謝したのはこれが初めてでしたwww

上陸と同時に駆け足のゲス師匠。

向かうは事務所横にある仮設トイレ。
急げ師匠!そこに桃源郷があるぞwww

たどり着き、ドアに手をかける。

そして呆然と佇む。こ、これは・・・

まさかの使用中wwwwwww

うん。分かる、分かるよ。辛いんだあれは(笑)

なんせ「間に合った!」という気の緩みが同時に門も緩めるからね。

便意は一気に数倍に跳ね上がってるはず。

頑張れ師匠!漏らしたら再乗船禁止だぞwww

そんな癒やされる光景を眺めながら港内をエレキでウロウロ。

師匠は無事に分娩体制に入った模様です。間に合って良かったね(笑)

そして晴れ晴れとした表情で再乗船。再び本湖に出ます。

ワシ:「で、師匠。飲み物買ってきてくれた?(・∀・)」(ウキウキ)

師匠:「ワリィ忘れたわwww」

分かるか?この絶望感(泣)

放浪の果て、彼方に見えたオアシスはやはり蜃気楼であったwww

まあ何とか脱水症状出ないで保ちましたがね。

帰着後は自販機へまっしぐら。

一気飲みしたコカ・コーラ500mlは一生忘れえぬ甘露であったよwww

皆さんは私のような失敗はしないで下さいね。
はっきり言って釣り人として恥ずかしいミスです。

夏の釣りにおいては

ルアーは忘れても水は忘れるな

肝に銘じておきましょう(笑)



・・・・

え?

釣果?



ああ。



坊主ではないから。
カナダ藻の上っ面を引いていたハイピッチャー1/2に果敢にアタックしてきた人です(笑)

こんなんでもなんにも釣れないよりは嬉しかったのは内緒だwww

いやあ結構精神的にタフを自認する私でも心折れかける一日でしたね。

冒頭でも書きましたが、色んな要素が大きく変化する途上の琵琶湖は非常に難しかったです。

狭い魚の居場所を正確に補足して、なおかつセレクティブなルアー選択を的確に出来ないと
好釣果を出すことは出来ないんじゃないかな?

逆にこういう状況でもよく釣れてる人はちゃんといて、悔しいですが「やっぱ凄えやつはどこまでも凄えな」と。

琵琶湖の水位も-10cmを切り、今朝から150t放流に落としたようです。
週末には放流も止まりそうですね。

そうなるとバスのポジションも徐々に沖へ?
居場所自体は絞り込みやすくなるでしょう。

でもその絞り込んだ居場所へボートが集まり、どっちにしても難しいことには変わりはなさそう。

しばらく厳しい季節が続きますが、この季節にしか出来ない釣りもありますからね。
それを楽しむこととしましょう。

ただバス釣りデビューにはちょっと向いているとは言い難い時期ではあるな(笑)

その中でもとりわけハードコンディションのこの日、よりによって
バス釣りデビューを果たした方がいらっしゃったようですが・・・・

お疲れ様でした。さぞ辛かったことでしょう(笑)

でもまあ「もう二度とやらん!」とか言わないで、もう少し釣りやすい時期に再挑戦して下さいね・・・・

こんな貧釣果に泣いた一日。

次は癒やされたいという思いはあるんですが・・・

次回釣行予定。

7月27日(金)奥矢作湖

マゾの極み乙女

上流域のシャローカバーを中心に回復系を狙うつもりだったんですが・・・・

早くもディープに落ち始めてる個体が多くなってきたとの情報。

技術なし・知識なし・情報なしの3ないアングラーが高難易度リザーバーでののディープゲーム。

無理ですなwww

まあ技術的に無謀な釣りに手を出してどっちつかずになるのは最悪ですから
シャローと心中しようかと思ってます。

とりあえず、水分をボートに積み忘れないこと。
そして事前に排便は済ませる。

以上を念頭に、何とか小バスでもいいから魚に触る方向で・・・・


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