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正確にはデビューではないんだけどね。
かれこれ30年以上前。
中学生の頃に友達三人と電車とタクシーを乗り継いで行ったことがあるんですよ。
安物のスピニングタックル一本ずつ握りしめて手こぎボートに乗ってな。
ルアーもワゴンワームにテキサスリグオンリー。
情報が氾濫する昨今と違い、釣り方やポイントも皆目分からない状態。
そんな絶望的状況の我々を見て、ボート屋のオッチャンが
「これなら爆釣やでえwwww」と持ってきたのが生きたドジョウ(笑)
てっきりくれるのかと思ったら「買え」とwwwガキ相手に鬼かよオッサンwwww
まあ藁にもすがる思いで買ったさ。残り少ないお小遣い出し合ってな。
で、いざ湖上に出ても何をすればいいのか全く分からない。
ただ沖で漂いながらテキサスリグを投げては回収し・・・
湖底の地形を知った上でそうしてるならあながち間違った釣りでもなかったんだけどね。
もちろんそんなハイレベルなことは微塵も考えてない。
ただ適当に沖へ出てひたすら勘でワームを投げるだけ。
釣れる訳がねえ(笑)
そして途方に暮れた少年3名は最終兵器のドジョウ投入を決意する。
が
仕掛けが分からない(笑)
背掛けとかチョン掛けとか知らないからね。当時は。
いや、今でこそスマホちょいちょいっと触ればそんな情報3秒で手に入るけど
当時は本屋で「明日から君も釣り名人」とかそういう本をお金を出して買わないと
情報が手に入らない時代だったからね。
一冊千円近くする本なんか中坊の小遣いじゃ気軽に買えんわけよ。
「オイこれどうすんだ?」
「針刺したら死んじゃうんじゃね?」
「じゃあどうすんだよ????」
と3人寄っても文殊菩薩になれない烏合の衆。
悲哀すら漂う姿です。
結局、道糸にオフセットフックを結び、その糸をドジョウの胴体にぐるぐる巻いて結ぶという暴挙www
無知って本当に恐ろしい。
投入し、30秒ぐらいして引き上げると忽然と姿を消しているドジョウ先輩。そらそうだろバカなのかお前ら?
手間暇をかけて10匹程度のドジョウを放流するために少ない小遣いを貯めて交通費とボート代を捻出し、
折角の休日にノコノコと雁首揃えて犬山くんだりまで出かけていったわけです。
控えめに言っても驚嘆に値するバカ
未だトラウマですwwww
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まあオッサンの昔話はこれぐらいにしておきましょう(笑)
今となってはいい思い出と言えなくもありません。
そして時は流れ無垢だった少年も今では立派な釣り廃人。
さあ、あの日の忘れ物を取りに行こうか!「私は帰ってきたああああああああ」
「待たせたねイルカちゃん」(2018作詞作曲オレ様)を口ずさみながら湖畔を疾走です。
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30年振りの入鹿池は
大減水・・・・
満水時は手前の青いボートぐらいまで水があるそうです。
ざっと5~6mの減水といったところでしょうか。
おかげでショアラインの地形変化が丸わかりですね。
ここぞとばかりに写真を撮りまくり、今後の釣行の糧としました。
その後ボートにフットコンエレキ、魚探、ラダーなどをリグって出船です。
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初めにお断りしておきますが実釣に関する記述は著しく少ないからね(笑)
いや、ほら大会前だし・・・・(震え声)
いやいや、厳しいね入鹿パイセン。
周りの声を聴く限り、なかなか厳しい日ではあったみたい。
まあ目的がゲス師匠のプラなので、今日は状況把握が優先。
先ずはシャロー・流入河川を見ながら池を一周。
その後沖の地形変化をチェックするスケジュール。
水はかなりのクリアウォーターで、晴天と相まって難しいコンディション。
ですが初釣行ということを考えるとある意味悪くないシチュエーションではある。
減水+クリアという状況は湖底の地形を丸裸にしてくれるから。
おかげで湖底の岩盤水中島とかチャネルラインとか主だった地形変化を
かなり知ることが出来ました。
ただ失敗なのはこれを記録しておかなかったこと。
せめてグーグルマップにポインティングぐらいはしとけばよかったよ。
やべえ、次来るときまでに全部忘れる自信があるわwwww
減水している内にもう一回行こっかな(笑)
アレだけの情報を魚探だけで得るのは結構大変だし、ハンドコンでもいいからもう一回見て
記録に留めておきたいものです。
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さて釣果の方ですが・・・
とりあえずバイトがない。
入鹿池のメインベイトはワカサギなんですが、
こいつらが群れを形成するのはもう少し秋が深まってからのことで
今現在はまだバラけているらしい。
確かに、魚探にワカサギの群れらしきものが全く映りません。
これだと手がかりが乏しいんですよねえ・・・・
途中、高確率で魚に触れるという某ストラクチャーを撃ちにも行ったんですが
頼みの綱のここでも反応がない。
何せ3連休の最終日だし、この日もボートは多めだそうで
こういう分かりやすいストラクチャーは撃たれまくってるんでしょうね。
ちょっと敗色濃厚となってきた・・・・その時。
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hpシャッドテール3.1の3.5gダウンショットをボトムまで沈めてズル引きシェイクしていた。
ん?ちょっと重くなった。
・・・・ゴミ?
いや・・・・何か・・・・・生命感?動いてるわけじゃないけど・・・・
とりあえずフッキングしてみる・・・・何かがかかってる・・・・・
巻き取ってみると25㎝程度のヒモ状の物体がフックに絡んでいた。
やっぱゴミか・・・・・って今ちょっと動いたぞコイツ!
・・・・ああ、君か。
ハ・リ・ガ・ネ・ム・シ(画像自重)
知ってる?カマキリの腹の中とかにいる寄生虫。久しぶりに見たわ。
キモッwwww
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うん。この日の釣果、ハリガネ虫一匹wwwwwwトホホ・・・・
でもさあ、こんなのでも生命感を感じるって、今どきのタックルの感度ってすげえよな!(ヤケクソ)
ゲス師匠の方は45㎝のナイスバスを一本釣ってました。流石やね(笑)
これはもう再戦しないといけませんね。
今回は少し難しいコンディションだったみたいですが、もう少し秋が深まって
ワカサギの回遊が始まった頃にまた来てみたいです。
何しろ近いのはいいです。
自宅から20km程度、朝なら30分強で着いちゃいますからねえ。
ボート代も安いしね。
ちょっと時間空いたから・・・程度でも気軽に来れちゃいます。
待ってろよ、入鹿バスたちよ!
今日はほんの小手調べ。次はヒィヒィ言わせてやるからな。
とりあえず誰かフットコンくれwww
I Shall Return・・・・・
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