※
まずな。
水曜日。
まあ降ったこたあ降ったね。夕方に2ミリぐらい。
そして木曜日
この日も一応降ったよ。夕方に10ミリぐらい。
・・・・出たよ。
降る降る詐欺
この気象庁の詐欺師っぷりにはもう怒りを通り越して感服するばかり。
他にも弱風詐欺やローライト詐欺など多彩なバリエーションで我々アングラーを一喜一憂させてくれる。
まあまた騙されたわけだ。俺様は。
この時点で「表層~1mしかやらんぜ!」と全力アピールするタックル達のテンションは
ダダ下がりになってる訳なんですが、それでも当日は終日小雨の予報になっている・・・・
朝起きたときも現地に着いたときも小雨がぱらついていて、
気象庁もなんとか面目を保ったかに見えた。
が
最終的な当日の天気
↓
晴れ時々曇り
普通に日焼けしたじゃねえかバカヤロー
※
まあ来ちまったもんはしょうがないわな。頑張るしかねえ。
この日はレンタルボートJonStyleさんでフルリグボートを借りています。
スロープからボートに乗り込みつつ水面を観察。
水・・・・濁ってるな。
ワシ:「この濁りって昨日の夕立で入ったんですか?(・∀・)」
JonStyle高橋さん:「いやいやこれ全部アオコっすよア・オ・コwww」
ほー全域アオコ。しかも撹拌状態。
うん!全く釣れる気がしないね!(・∀・)
※
さてここで選択の時間。
すなわち上か、下か。
スロープより上流はバックウォーターに向かう川筋。
下流は本湖。
状況的には5m~8mぐらいのディープをやるのがいいような気がしますが
この水質だとやっぱ上流を見に行きたくなるなあ・・・
前回は時間がなくて行けなかったことだし、今回は上流を見に行くか。
まずはエレキパワー全開で遡上しながらポイントのチェック。
基本釣りは二の次でフィールド観察に努めます。初めてだからね。
※
んーなかなか雰囲気はありますね。
ショアラインもインレット、ナチュラルバンク、岩盤、護岸、蛇籠などバラエティに富んでいて
冠水ブッシュやオーバーハングなどのカバーも豊富。
つーか豊富過ぎますね(笑)
満水に近い水位なのでカバーだらけです。
全部撃っていてはキリがないので条件の良いカバーを選んで撃つ必要がありそうですね。
やがて、インサイドベンドにフィーディングエリアになりそうなサンドバーのシャローフラットを発見。
魚探を見ると中層に”への字反応”が多数出てます。
すでに時刻は6時半を過ぎており、フィーディングタイム!って感じでもないですが
ちょっとボートを止めてジャークベイトで様子を見てみました。
シャロー側からブレイクに向かってキャストし、2ジャーク&ポーズを繰り返していると
一度だけ「ブルン」と反応が!
だが乗らず。
ポーズから巻き始めた直後の反応でしたのでバスじゃなかったのかな?
気になりましたが今は釣り場の把握が先決!
この場所は夕刻に再度見に来ることにして、深追いはせずに再度遡上を開始しました。
※
そのまま行けるとこまで上流へ。
水質が良くなることを期待しての遡上でしたが、行けども行けども
バスクリンみたいな水の色は変わらず。
水温も29度台のまま。
とりあえず水温が下がり始めるところまで登ってみるか!とズンドコズンドコ・・・
行く手を巨大なゴミ溜まりが阻みます。
ここ奥矢作ダムは上流部に大きな堰があるんですが、その部分に流木が溜まってます。
もうビッシリと。
堰自体は水深2mぐらいのところにあるんですが、水の流れが止まるんですかね?
とてもボートで突破できるようには見えなく一旦諦めかけますが、
流木より上流は明らかに水の色が違う。アオコが全くないように見える。
流木溜まりの向こうにはパラダイスが・・・・!?( ;゚Д゚)
これは・・・・・・確かめなければ死ねない( ゚д゚ )クワッ!!
無言でエレキを上げ、オールを手にする俺様。
気合だ気合だ気合だ進め進め進め
が
3mで挫折wwww
いや流木だけなら掻き分けられなくもないけど、折り重なった竹の枝とかが多すぎてね・・・(笑)
流木帯の真ん中でにっちもさっちも行かなくなった挙げ句救助を待つという醜態だけはさらしたくなかったので
勇気ある撤退としました。
ちなみに撤退で3m戻るのも一苦労だったがな(笑)
※
とりあえず遡上はここまでとし、本格的に釣りをしていきますか。
目の前に広がる流木溜まりをせっかくだからやってみる。
まずはフロッグでチェック。
続いてジャスターホッグのパンチショットでゴミ溜まりの下にサスペンドする魚がいないかチェック。
そしてボトムまで落としてチェック。
ともにバイトなし。まあそんなに甘くはないわな。想定内(笑)
ここでスマホを取り出し水位情報を確認・・・ほう増水傾向。
朝イチから放水量より流入量が多く、じわじわと増水している状況のようです。
じゃあシャローもチェックしてみるか・・・
この時間帯、太陽が顔をだすことも多くなり暑くなってきましたので
シェードが多くある左岸にボートを寄せて流していきます。
冠水ブッシュにはジャスターホッグの直リグやドライブシャッドFAT4.5のバックスライド、
オーバーハングにはジャスターフィッシュ3.5のピュンリグや野良ネズミ、
その他ジャスターフィッシュ3.5のミドストやドライブクローラー4.5のネコリグなどをローテして探っていく感じ。
※
やはりシャローに魚は薄いのか?
基本的にはカバーなどでも反応は出ません。
例外はやはり水が動く場所。
ここ奥矢作湖にはこんなインレットが一定間隔で存在します。
ショアから数mは水が良いのがわかります?
こういった場所では反応あり。
こういう良い水が絡んだオーバーハングにピュンリグを撃ち込んで
少し沈めてトゥイッチさせると下から食いあげてきたり
流れの淀みにネコリグを落とすと食ってきたり・・・・
ただし豆バスに限る(笑)
こんなのが4匹ほど遊んでくれましたよ。
あ!そういえばこれ奥矢作初バスやwwwちっきしょーwww初めましてwwww
※
まあ一応坊主はなくなって一安心なんだが(笑)
グッドサイズはどこに?
やはりディープから動いてないのか?
シャローにもいるけど口を使わないのか?
※
ふとさきほど流木溜まりで進めなかった堰を見る。
そして思わず2度見。
流木が消え失せている。
どうやら増水による逆流と上流に向かって吹き抜ける風の相乗効果で流されたようです。
Gate of Paradice has open
満面の笑みでエレキ全開。堰を超えて上流へ突き進む。
(※堰より上流は以前釣り禁止エリアでしたが
今現在は上がっても大丈夫とのことです。確認済みですのでご安心を!)
うん、やはり水がいい!
そして水温も低く・・・・・・20.5℃・・・だと?
アカン、低すぎる・・・・・
すげえな、堰を境界に水温が9℃も下がったよ。
流石にここまで低いと駄目な気がしますねえ・・・
ベイトの反応も皆無。
水質に反して生命感が感じられない・・・
先日までディープで回復に入っていたという情報も考慮すると、
まだバックウォーターを目指す価値はないと判断、Uターンして下流に向かいました。
※
そうこうしてるうちに風が止み、太陽が高くなってシェードも減り、
小バスの反応すらも止まる。
見てくれこの油を流したような水面(笑)
釣れる気がしなくなってきた・・・・
悶々としながら流していたそんな時。
ジャスターフィッシュ3.5を回収のため早巻きをした瞬間、
40cmあるなしのナイスバスが下から襲いかかってきた!
残念ながら食いそこねて帰っていってしまったが、これはヒントじゃないか?
ナイスサイズはいる。だが食いが渋い。
食いそこねたのも食い渋り故のショートバイトかも。管釣りトラウトみたいなUターンでしたからね(笑)
こういう時、フィネスに寄せていってもどツボにハマるだけってのは私も学習しましたよ。
食い気がないのにマッチザベイトで食わせに走っても無駄。
こういう時は波動とスピードで食わせる。
というか食う魚に当てていく。
オッケー。
シャロークランクだ。
ここんとこ琵琶湖では出番が減っていたラッキークラフトの名作CB-200を、
ここまでベンチウォーマーだった巻物タックルにセット。
インレットを中心にマシンガンキャストで流す、流す。
そうそうバイトが出るとは思ってない。信じて流す。
そして
ついに
食った(感涙)
いやまあ30cmそこそこなんだけどね(笑)
いいんだ。
琵琶湖だったらがっかりサイズなんだけど、はここ奥矢作では嬉しいレギュラーサイズ。
戦略が当たってヒットした魚はプライスレスなのさ。
嬉しくって自撮りまでしちまったwww
(自撮り難しいw)
※
この後も調子に乗ってクランクを中心に巻きまくりましたが
残念ながら反応はこれが最後。
ちょうどこの頃から流入<放水となり、水位が下がり始め
その影響かシャローの反応がピタリとなくなり、魚を見失ったまま帰着時間が迫ってきてしまいました。
奥矢作って発電ダムだから増減水が目まぐるしいね。難しいっす(汗)
時間的に次がラストポイントか?
ここは満を持して・・・・
朝見つけたシャローフラットで勝負。
予想通りフィーディングエリアになっていることを祈って移動!
※
エレキ全開で一気に下流へ。見えてきた!あのシャローフラットや。
・・・・・
もうね。
ニヤニヤが止まらない。
そこは生命感のるつぼだった・・・・!
水面もじりまくり。
時々ワカサギかオイカワが追われて水面を逃げ惑っている。
タックルすでに準備してある。
スピナベやネイルリグに変更したジャスターフィッシュ3.5など。準備万端。
こうやって読みがピタリと当たった瞬間がバス釣りやってて最高に楽しいよな!
だが一つ問題がある。
残り時間5分という現実(号泣)
※
時は20分前に遡る。
最後のポイントを目指して一目散の私の目の前で絵に描いたようなボイルが発生した。
オーバーハング奥の岩盤際。しかもけっこうデカくなかったか?今の?
体がオートマチックで野良ネズミがセットされたPEスピニングを手にする。
エレキをひと踏みし、惰性でアプローチしながら華麗なスキッピングで
奥の岩盤に当てて速いドッグウォークで食わせる!
お世辞にもキャストが上手いとは言えない私だがスキッピング性能Sランクの野良ネズミならば
さほど難しいキャストではない!
脳内ではバイトシーンまで再生出来ていた。
鋭くキャスト!
野良ネズミはオーバーハングの数m手前から水面を滑って最奥の岩盤へと吸い込まれる・・・・・はずだった。
どういうわけか予定軌道の遥か上空を滑空し、「ボソ」という情けない音とともに樹木に特攻するネズミちゃん。
あーあーあーなんでここでミスるかなあ(泣)
しかも、そこは落ち着いて回収作業に入ればリカバリーの余地はあったのに
焦りからつい慌ててロッドを強く煽ってしまう。
クルクルクルクル・・・・
トカチェフ張りの大車輪で枝に巻き付くネズミちゃん。やっちまった・・・・
こうなると、いかにスナッグレス性激高の野良ネズミでもどうしようもなし。
貴重品の野良ネズミ、ロストするわけにはいかないので
仕方なくボートをオーバーハングに突き刺してなんとか回収し、めでたくポイント終了www
これで大きくタイムロス。
本命エリアに辿り着く頃にはほとんど時間が残されてなかったというオチでした(笑)
※
祈るような思いで3投ほどしましたが、反応はなし。
もっと丁寧にルアーをローテして探りたいのは山々でしたが、
JonStyleさんの帰着はスロープに全ボートが戻るのを待って、
全員まとめて荷揚げをするので、帰着遅れは他のお客さんにも迷惑がかかります。
腹いせにポイントに向かって屁を一発かまし、そのまま帰着となりましたwww
※
久しぶりのリザーバー単独釣行はとっても楽しめました。まあ悲喜こもごもですけど(笑)
機動力の低い2馬力ジョンボートで効率よく行動予定を考えて、
それに沿ってバスを探していく楽しみを味わえましたね。
「ここはフィーディングエリアになるんちゃうかな・・・?」と予想した場所で
夕方ベイトフィッシュが追われてる様を見た時は、もうそれだけで半分満足でしたね。
釣れたらもっと満足でしたが(笑)
そしてサイズ的にはアレですが、まあ「釣った」と言える魚をキャッチ出来ましたし
リザーバー挑戦2回目としては上出来なんじゃないでしょうかね(笑)
課題としてはキャスト技術ですね。
ちょっと下手過ぎます(笑)
特にスピニング。サイドやバックハンドキャストによる正確で低弾道なピン撃ちの成功率が
半分以下では話にならないなあ。
ベイトはそこそこ出来るんですが、スピニングが自分で考えてた以上に下手クソで
トラブル対処やルアー回収で結構な時間をロスしてしまいました。
これまでベイトのキャスティングばっかり練習してて、スピニングを疎かにしてきたツケが回ってきた感じ。
これは要練習ですな。
※
琵琶湖でオープンウォーターに向かってぶん投げる釣りもそれはそれで楽しいですが、
ショアラインを流しながらストラクチャーを撃っていく釣りは私が子供の頃憧れたバス釣りそのもので、非常に楽しいです。
難しい所にキャストが決まって出たバイトはまた格別なものがありましたね。豆バスだったけど(笑)
奥矢作、釣るのは難しいけど楽しいです。またこよっと♪
※
さて次回釣行は今週土曜日。
そろそろ煮ギルが出来そうな琵琶湖南湖で11時間耐久パンチショット大会に参加ですwww
まあ前回より暑さは和らいでそうですが・・・・
ピーカン無風の予報(ゲンナリ)
なあ気象庁さん!
こういう予報は外れてもええんやで・・・・
※
因みにこの釣りの翌日、5~7日はお盆休みで奥さんと鳥羽~勝浦へ2泊のグルメ旅行。
まあまあハードスケジュールです(笑)
ここはひとつ、デカいバス釣っていい気分で温泉に浸かりたいものだな(笑)
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