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それはエリアベイトタックル
私の周りでは使っている人が少ないですが
もともとバス上がりだし、ベイトにはずっと興味がありました。
それまで、私の知ってるベイトって
1/2ozのスピナベとかごっついディープクランクとかをブン投げるためのもの。
クラッチ切ってルアーがゆっくり落ちるぐらいまでメカニカルブレーキを締めこんで
フルキャスト!っていう15年前の概念で止まってたんです。
それがいつ頃からでしょうか、ベイトフィネスって言葉が聞こえるようになり、
テレビではバスプロがベイトロッドを手にノーシンカーのワームをオーバーハングの下に
滑りこませたりする映像がよく見られるようになりました。
ベイトでスキッピングってすごい高等テクだと思ってましたが
今どきのベイトリールってブレーキ性能も凄くて、スキッピングもノーサミングで出来るらしい!
そんな話を聞いて一度使ってみたいなあと思ってました。
そんな折、とある機会にダイワのテクノロジーの塊「T3-AIR」を試投出来る機会がありました。
「ノーサミングでフルキャストしてみて!」と言われますが、半信半疑です。
「セッティングしてあるから絶対大丈夫!」と太鼓判を押されまして「どーなっても知らねww」
ってフルキャストしてみると…
ちょっとしたカルチャーショックでしたねw
本当にサミングが要らないんですね!
もちろんリールは最高級機ですし、セッティングもキチンとしての結果でしょうが
それでも心から感動しました。
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その出来事が火種となり
いつしかエリアでもベイトフィネスって言葉が普通に話されるようになるとともに
私もいつか…と狙っておりました。
そして今回、満を持して購入したという次第ですw
前置きが長くなりましたw
購入したのはこちら
ロッドは
アブガルシア ディプロマットBORON DBC-602ULS MGS
どうも、エリアのベイトフィネスというとクランキングがメインらしく
ロッドもグラスだったり、カーボンでもスロー~レギュラーテーパーで
柔らかい乗せ系のロッドばかりなんですが
私の想定している用途はPEラインでのボトムと掛けのクランキング。
それに適したファーストテーパーの張りのあるロッドって渓流用以外にはなかなかありません。
渓流用はやはりレングスが長くても5,6ftぐらいまででちょっと短いかな。
まあ、短めのロッドでミノーイングとかに使ってみても面白そうなんですが…
そんなとき見つけたのがこのロッドです。
メーカーの謳い文句は
>ソリッドティップ操作系テクニカルスペシャルロッド
>エリアトラウトでは欠かせなくなってきた、極細PEラインでのボトム攻略に対応した
>高感度と初期掛かりを助けるソリッドティップと確実にキャッチするバットパワーで
>ウェイトのあるボトム用プラグやメタルバイブ、スプーン等の様々なアクションを自在に演出し
>高次元に対応!もちろんミノーイングや表層系プラグも自在に操れ、スプーンの巻きの釣りにも対応しています。
とのこと。
ちょっと風呂敷広げすぎの感はありますが額面通りに受け止めればモロに私好みですw
たまたま会社近くの釣具店さんに現物があったので、振り振りしてみると
これがなかなかいい感じ。
ジョーカーほどの張りはないですが、入力に対してティップから素直に入る感じで
プレッソの67L-Sに近い感触ですが、あそこまでモロにファーストって感じじゃなくて
もう少しマイルドなファースト~レギュラーテーパー寄りになった感じかな。
PEラインと組み合わせれば、想定していた用途にピッタリだと判断して
購入に踏み切りました。
富士kガイド搭載で実売17000円ぐらいっていうコストパフォーマンスも魅力です。
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そしてリールはこちら
同じくアブガルシアのREVO LTです。
REVOには色々なグレードがありまして
メーカーチューンドのLTZ、ミドルクラスのLTX、その廉価版のLT(ここまでマグブレーキ)
、遠心ブレーキのALTあたりが選択肢になりました。
まずLTZ。高いですw
予算的に買えなくはないんですが、これを買うとロッドが鱒レンジャーになっちゃいますw
まあエリアで使うだけならそこまでの性能も必要ない気がするし
LTに手を入れれば比較的安価で近い性能まで持っていけるので却下。
次にALT。
遠心ブレーキ嫌いです。
遠心の原理上当たり前ですが、キャスト終盤にブレーキ力が抜ける感覚が気持ち悪い。
よって却下www
残るはLTXとLTですが、おもな違いは
・素材
ボディがLTXはマグネシウムでLTはアルミ。
さらにギアがLTXはアルミでLTはブラス。
これにより重量でLTXの方が約20g軽い。
とはいえ、LTXが152gという超軽量なだけで、LTが重いわけではないです。
それよりも剛性、耐久性で個人的にはLT有利。
・ハンドル
LTXはベアリング入りのカーボンハンドルでLTはノーベアリングのアルミ。
まあハンドルノブにベアリングは欲しいけど、これは後からミネベアかなんかの
ベアリングを入れれば済む話で、まあどちらでもいい。
・ギア比
これが決定的なポイントで、LTXが7.9:1(82cm)でLTは7.1:1(74cm)です。
ハンドル一回転82cmっていうのはボトムにはいいけど巻きに使うにはちょっと早すぎる。
個人的にはLTの74cmあたりが限界です。
以上の点を考慮して、LTで十分であるという結論に達しました。
なにより安いしね!w
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このリール、持ってるポテンシャルはなかなか高いのですが
買ってきたままの吊るし状態ではイマイチどころかイマニ、イマサンって話もよく目にします。
みなさん口を揃えて仰るのは
1:グリス抜き
2:スプールベアリングの交換
3:マグブレーキの強化
の3点。
とりあえず吊るしでテストしてからこの3点に手を入れていきます。
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