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思えば前回滑ったのはもう4,5年前のこと。
張り切って夫婦揃って板とブーツを新調したのはいいんですが、
その年に同じく斑尾高原に行って以来忙しさで日程が取れず
気づけばこれだけのブランクが開いてしまいました・・・・
本来ならば1月に入ってから雪量が安定した時期に行きたかったのですが
年明けは夫婦共々仕事が忙しく、何とか時間が出来るのがこの3連休のみ。
この時期の長野のスキー場は、年によっては雪量が少なく
暖冬ともなればまともに滑れないリスクもありましたが、
そんなこと言ってたらこの先何年たっても滑りに行けないので
思い切って決行です。
幸い12月に入ってから現地は雪の日が多くあって
積雪は50cmに達し、主要なリフトも運行予定。
よしよし、これも日頃の行いの賜物www
22日の仕事終わりから名古屋駅に直行し、斑尾高原行きのツアーバスに乗り込みました。
今回は運転が面倒くさいし、スタッドレスタイヤも買ってないのでバスツアー。
前日夜に名古屋を出発して目が覚めたらスキー場です。
時間の制約はあるんですが楽チンでいいですね。
但し、神経質な人にはお勧め出来ません。
乗客の大半は若者ですからね。
昔より行儀良くなった感はあれど、
消灯時間を過ぎてもいつまでもくっちゃべってたり
一人頑ななまでにカーテンを閉めないで周りの睡眠を阻害する低能児が
必ず一定数混じります。
私はあまり気になりませんが、隣の奥さんは「寝れんぞバカヤロー」とご立腹でした(笑)
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さても気になるのは現地の天候。
道すがらチェックしてみます。
そして愕然。
23時~1時にかけて30ミリ/hの豪雨
前日はこの時期としては異例に暖かく、全国的に11月中旬の気温となったのが仇となり
本来雪になるべき所が温かい豪雨・・・・
クッ、これが日頃の行いの報いか(泣)
※
この雨の影響で現地の積雪は30㎝以下まで減少。
辛うじて滑走可能ギリギリの積雪が残ったのは不幸中の幸いですが
ゲレンデの所々に地面が露出する状態です。
この露出した地面はヤバイ。
調子こいてスピード出しててうっかり乗ると、
物理法則を超越したレベルの強烈な急ブレーキがかかって前方に吹っ飛びます。
「アムロ、行きまーす!」のあの体勢ですwww
もしくは日の丸飛行隊。
これはマジで怖いwww
私は何とか転倒は免れましたが、何人か「ドスッ」と嫌な音を立てて
剥き出しの地面に激突してるボーダーの若者を見かけました(笑)
あれは痛そうだwww
おまけにベッタベタの重雪です。
これはブランク明けにはキツかった・・・・
上級者ならなんてことはないかもしれませんが
私のような中途半端なレベルのスキーヤーだと
雪面の起伏にスキーを取られたり、ターンのきっかけに変な筋力を要したりで
リラックスした滑りが全く出来ず、1日滑っただけで全身バラバラになるぐらい疲労困憊してしまいました。
※
このような状況を生み出した雨雲は幸いにも初日の夜明けから雪雲となり、
初日の日中から2日目までは雪が降り続けました。
お陰で30㎝以下にまで減少した積雪は一晩で60㎝にまで一気に回復。
2日目のゲレンデは十分な積雪となってくれました。
これはラッキー。
ですが急な降雪で圧雪が間に合わなかったのか、
ほぼ全ての滑走面がフッカフカ新雪状態。
これもブランク明けにはキツかった(笑)
スキー・スノボをやらない方は
「新雪、いいじゃん?」って思うかもしれませんが、
滑りにくいんです。新雪って。
何ていうか、腕の差が顕著に出るんですよね。
トラウト釣りで言うと、圧雪は管釣りの放流直後、新雪はネイティブフィールド。
放直の管釣りならば腕の差がペースの差こそ生みますが、
余程の初心者でなければ誰でも気持ちよく釣れる状態。
これがネイティブでは付け焼き刃の技術では簡単には釣れず、
本当に技術と知識のあるエキスパートだけが釣りを楽しめる。
これと同じなんですよね。
体重移動や荷重のかけ方がちょっとでもいい加減だとスキーが曲がってくれない。
これらの技術と雪に負けない体力・滑走ルートを瞬間で読み切り、不意の乱れも瞬時にリカバーする反射神経。
全てを備えた一部の上級スキーヤーとボーダーの方々だけが
新雪を物ともせずに気持ちよく楽しんでいますが、
私を始めとするなんちゃって中級者達は仲良く四苦八苦(笑)
迂闊にスピードを出すと、「ここ!」ってタイミングで思うようにターンを開始出来ないことがままあり、
結果として速度はレッドゾーンを超え制御不能領域へ突入。
そして追い打ちをかけるように、衰えた筋力が雪面の起伏を吸収しきれなくなる。
そして訪れる絶望。
「ああ、これ転ぶヤツやwww」
何事も諦めたらそこで終わるのは人生の共通事項ですな。
何度か骨折を覚悟するレベルの壮絶な転倒をやらかしました(笑)
もうスピード出すのが恐ろしくなり、
夫婦揃ってヘッピリ腰な2日目が終了(笑)
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せっかくのスキー旅行、こんなんで終わってしまうの?(´・ω・`)
年に一度の楽しみがこれではあんまりじゃないか。
そんな心の叫びをロマンスの神様が聞いてくれたのか
翌日は朝から快晴!
斑尾山山頂まで行けるリフトはまだ運行していないですが、それでも中腹までいくと
この景色
青い空に雲海・真っ白いゲレンデ。
す・ば・ら・し・い
これよこれ!求めていたものは。
ちなみにこの撮影場所より上はエキスパートコースの急斜面。
まだリフトが動いておらず、山頂に行くことは出来ません。
ですが
徒歩で登っている人がいるwww
それも一人や二人じゃないぞ。
頭おかしい
・・・失礼、もう我々とは気合と熱意が違いますね(笑)
脱帽の一言です。
雪質もサラサラパウダー!とまでは行きませんが
程よく締まっていい感じ。
このぐらいのコンディションになってくれれば
私のレベルでもリズミカルに軽快なターンを楽しむことが出来ます!
ただ、ここ10年ほどで急激に衰えた筋力はどうにもならず(笑)
連続ターンをしているとあっという間に両腿の筋肉が悲鳴を上げるので
航続可能距離は頑張って200m(笑)
滑っては休憩の繰り返しですがまあ無理せずのんびりと楽しみましたよ。
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楽しい3日間でした。
欲を言えば最終日のコンディションを全日程で楽しめれば言うことなかったんですが
まあ時期的なことを考えたら上等でしょうね。
クタクタになるまで滑ったら宿に帰って温泉に浸かり、
締めは至福の生ビール
あと1週間ぐらい滞在したかったです(笑)
心配されたブランクも、技術的には問題ない感じ。
ただ肉体の衰えは切実ですね(笑)
リズミカルなターンを繰り返しながらゲレンデを一気に駆け下りるスキーヤーを見て
自分にもあれぐらい出来るはずなのに肉体がそれを許さない歯痒さ。
次回に向けてスクワットでも始めようかと結構真剣に思った
平成28年の冬でありました・・・・
ちなみにこの記事を執筆中の12月26日現在、
筋肉痛でない箇所の方が少ないですwww
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さて、今年も残す所あと数日ですね。
釣行・ブログにお付き合い頂いた皆さん、並びに好きに遊ばせてくれる奥さん、どうもありがとうございました。
皆さんのお陰で充実した釣りライフです。感謝してます。
来年もどうぞヨロシクね(笑)
今年はもう釣行予定はありませんが年始は4日・5日がフリーなので、
1日は琵琶湖の管釣り場(笑)、1日はトラウトの管釣り場で
バス・トラウトと一気に釣り始めを企んでます。
では少し早いですが良いお年を・・・・
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