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ある日のこと。
いつものように出社すると社長から「朝礼やるから集まって」と突然の通達。
フーン緊急朝礼ね。まあ売上落ちてるからね。
新年度に向けて社員に喝でも入れるのでしょう。
案の定、現在の厳しい経営状態を訥々と訴え始める社長。
社長:「・・・・・・というわけで、今我が社は苦境に立たされているわけです(・A・)」
うん。俺もそう思う。
だが経理的な立場から言わせてもらえば、
まだ経費削減・売上増加の余地はある。
いままでその辺りは社員の奮起と経営者の判断に任せて
俺様は黒子に徹してきたが、もうそんなことも言ってられないね。
よし。今日は言わせてもらおうk・・・・
社長:「よって、会社を解散することにしました(・∀・)」
・・・
・・・・・・・・・
・・・・・Pardon?
よく聞こえなかったが。
解散と言ったようにも聞こえたけど聞き間違いだよね。なに?パイパン?
解散(かいさん)とは一定の目的で集まった、または集められた人や物、またはその両方から成る団体又は集団が、社会的な意味でその団体(集団)としての特性を失い消滅することをいう。(wikipediaより)
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今の出来事が現実であることを確かめるために、
自分の頬をつねってみるという経験を生まれて初めてしましたwww
痛い。そして社長は真剣な顔をしている。
どうやらマジらしい。マジなの?冗談だよと笑ってほしい。恋人よ(名曲)
そんな願いも虚しく、朝礼は終了。逃げるように去る社長。
銃社会アメリカなら彼はこの瞬間ハチの巣になっているはず。
うん。
マジだね。
そうかついに俺様も
憧
れ
の
失
業
保
険
生
wwwwwwwwwwwwwwww
知ってた?
人間、あまりにも衝撃が大きいと笑うらしいorz
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いやーしかし、頼りない社長とは思ってたけどね。
よもやここまで根性なしとは・・・・
だって去年の6月に就任してからまだ半年ちょいだよ?
もうね。その場にいた全員が思ったはず。
おめえ、ケツまくるの早すぎだろwwww
彼に社員とその家族の生活を預かっている自覚はあるのだろうか?
(ヾノ・∀・`)ソンナノナイナイ
「苦渋の決断でした」とかいって頭下げてりゃすむと思っていやがる。
甘えんじゃねえ。
どうせなら土下座ぐらいしてみやがれ。
そしたら後頭部に杭を打ち込んであげるから。
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まあ事ここに至った以上、文句言ってても仕方ないけどな。
社長を許す気は1ナノメーターもないけど、
会社がなくなっても腹は減る(笑)
幸い、倒産ではないので退職金は出るし
会社都合の解雇ゆえ、失業保険も満額で1年近く出る。
我が家は子供がいないし奥さんはバリバリ働いてるので、
俺様の収入が失業保険だけでもローンを払いながら貯蓄していくことは可能なのが救いだな。
さらに本当に切羽詰まったら金持ちのオカンに寄生するという
夢想転生並みの最終究極奥義も残されているわけでwww
そんな、半ば力技のポジティブ思考により
現在は割と気楽に構えている自分がちょっと好き(笑)
この歳でまともな再就職先がみつかるのか?という根本的かつ最重要な問題は
この際しばらく忘れることにしたったわwww
ちなみに社員は2月で全員解雇され、俺様は4月まで一人で残務処理のため残りますので
そこまでの給与は保証されてます。
そして5月からは晴れて無職の身wwww
ちょ待てよそんな琵琶湖がハイシーズン真っ只中というタイミングで無職とかwwwwww
ヤバイだろ?色んな意味で・・・・・
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